ランサーズの「プロジェクト方式」で仕事を依頼するのって、ちょっと怖いですよね。

私も、プロジェクト方式で依頼をする前までは、

「うまくランサーとやりとりができるのか?」
「トラブルが起きたらどうしよう……」
「やりとりに不備が多くてランサーから怒られるのでは?(笑)」

……など、いろんな不安や心配がありました。

しかし、一度経験してしまえば、そう大したことはありませんでした。

それに、プロジェクト方式をうまく使いこなせるようになった今、タスク方式で依頼していたときとは比べ物にならないほど、作業を効率化できています。

このページでは、プロジェクト方式で記事作成を依頼するときの流れを紹介しています。
私が実際に行ったメッセージのやりとりを元にした例も掲載していますので、参考にしてみてください。

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依頼ページを作成する

まずは依頼ページを作成しましょう。

1.右上の「仕事依頼(無料)」ボタンをクリックします。


2.今回は、記事作成を依頼するページを作成します。
「ライティング・ネーミング」→「ライティング」→「記事作成・ブログ記事・体験談」の順にクリックしてください。


3.仕事方式で「プロジェクト」を選択しましょう。
初期設定でプロジェクトになっているはずなので、このままでOKです。


4.「以前の入力形式はこちら」をクリックします。


5.「依頼タイトル」を入力します。
入力例を参考にして書きましょう。


6.「依頼の特徴」を入力します。
依頼する内容に近い項目にチェックを入れましょう。


7.「依頼内容」を入力します。ここに下記の内容をまとめて入力しましょう。

・依頼概要(文字数、記事数、報酬額)
・注意事項
・連絡方法
・納品方法
・今後の流れ

私が実際に依頼するときの文章を下記のページにまとめました。参考にしてみてください。
ランサーズの記事作成依頼テンプレート(プロジェクト版)。安くて高品質な記事を!

報酬額・納期の目安

依頼する際に悩むのが報酬額でしょう。
できる限り安く設定したいと思いますが、最低でも1文字あたり0.5円ほどで依頼するのをおすすめします。

ランサーズの記事作成依頼は、安物買いの銭失い、という言葉がそのまま当てはまります。

私も過去に800文字200円(1文字あたり0.25円)なんて価格に設定したことがありました。
そのときは、いくら待っても提案がゼロだったり、まれに提案があって書いてもらっても、非常に雑な記事(コピペだらけ、誤字脱字だらけ)があがってきたりしました。

果ては、ランサーから低い評価をつけられて、今後の依頼に響くこともあります。
なので、最低でも1文字あたり0.5円、理想は1文字2円くらいで依頼しましょう。


8.「添付ファイル」をつけます。
依頼するうえで、あらかじめランサーに見ておいてもらいたいファイルがあれば添付しておきましょう。


9.「募集の締め切り」を設定します。この日数は短い方が、早く提案が集まりやすいです。おすすめは2日後です。


10.「支払方式」を設定します。
ランサーが働いた時間に応じて報酬を払う場合は「時間報酬制」、1記事あたりで報酬を払うときは「固定報酬制」にチェックを入れてください。


11.「目安予算」を設定します。


12.「希望納期」を設定します。
納期は、書いてもらう文字数にもよりますが、「依頼記事数+2日」くらいに設定すると、余裕を持ってプロジェクトをすすめられます。


13.「上記事項に該当する依頼ではないことに同意する」にチェックを入れ、「内容を確認する」をクリックします。


14.確認ページが開きます。問題なければ「依頼を登録する」をクリックしてください。


ランサーから提案があるのを待つ

ランサーから提案があるのを待ちます。

プロジェクト方式は、タスク方式と比べて提案が来にくいです。
提案ゼロで期限を過ぎることも往々にしてあります。

そのときは、もう一度同じ依頼をし直してみましょう。
依頼ページは作成してから日が経っていないときの方が人目につきやすいです。

それでも提案がなければ、報酬を上げたり、納期を延ばしてみてください。

依頼するランサーを選ぶ

提案があったランサーの中から、依頼したい人を選びましょう。
希望に沿う提案がない場合は、依頼をキャンセルすることもできます。

1.まずは「どんな提案をされたのか」「ランサーがどんな方なのか」を見ましょう。
依頼ページの「提案を見る」をクリックします。


2.提案内容のページが開きます。
提案は、こちらで提示した納期や報酬額と異なる場合もあるので注意しましょう。

気に入った提案があるまでじっくり待ちましょう。
選ぶときは、提案内容がこちらの希望に沿っているか、ランサーのプロフィール、ランサーの評価を参考にすると良いです。


3.良いなと感じた提案があったら、まずはランサーにメッセージを送りましょう。
同じページで、ランサーにメッセージを送ることができます。

件名を「お見積り、納期、仕様等のご相談」にして、確認のメッセージを送ります。
メッセージには下記の3つを書きましょう。

・あなたに決めようと考えている意思表示
・報酬額・納期の確認
・不明な点がないかの確認

依頼したいランサーに送るメッセージ例

はじめまして、【自分の名前】と申します。

この度はご提案ありがとうございます!
ぜひ【ランサー名】様に記事作成を依頼したいと考えております。

納期や報酬金額は、依頼ページの通り(ご提案いただいた内容の通り)で行きたいと思います。

————–
納期: ●年●月●日
報酬金額(税込) :● 円
————–

問題ないようでしたら、またご連絡ください。発注を決定いたします。

よろしくお願いいたします。


4.ランサーから了承のメッセージが届いたら、発注の決定をします。
提案ページの下にある「この提案を選択する」をクリックします。


5.納期と提案金額を入力し、利用規約に同意するにチェックを入れてから、「内容を確認する」をクリックします。


6.依頼の確認ページが表示されます。
問題がなければ「プロジェクトを決定する」をクリックします。


7.すると、ランサーに正式な依頼発注の通知が送られます。
依頼を承諾してもらう必要があるので、またメッセージで、承諾してもらうように連絡しましょう。

ランサーの名前をクリックします。


8.「メッセージで相談する」をクリックします。


9.発注した旨のメッセージを送りましょう。

依頼したいランサーに送るメッセージ例

依頼を受けていただけること、誠にありがとうございます!

ご不明な点がありましたら、いつでもお気軽にご連絡ください。

ただいま、依頼の発注をいたしました。
通知が届いていると思いますので、依頼の承諾をお願いいたします。


10.ランサーに依頼を承諾されると、画面の右上の「地球マーク」に通知が届きます。
これをクリックします。


11.依頼の前に、「仮入金(エクスロー)」をする必要があります。
「仮入金」ボタンをクリックします。


12.支払いページが開きます。支払い方法を選んでください。


13.「利用規約に同意する」にチェックを入れて、「送信する」をクリックしてください。これで、発注が決定します。

落選したランサーへのメッセージについて

落選したランサーの方へのメッセージは、マナーとして基本は送った方が良いです。

ただ、あまりに応募が多いときは、今後別の依頼をしたい方にのみメッセージを送ると良いかもしません。

プロジェクトを開始する

仮入金が終われば、ついにプロジェクト開始です。
ランサーとメッセージをやりとりしつつ、プロジェクトをすすめていきましょう。

ここでは、私が実際に行ったやりとりを元にした例を載せます。
参考にしてみてください(ランサーや依頼が特定されないように、また、読みやすくするために修正を加えています)。

ランサーとのやりとりの例

自分:
承諾ありがとうございました。
こちらも仮入金が完了いたしました。

では、プロジェクトを開始いたします。

「記事を書いて欲しいテーマのリスト」をお渡ししますので、執筆を開始してください。
1記事できましたら、このメッセージ上でご提出ください。

分からないことがありましたら、またご連絡ください。
よろしくお願いいたします。

ランサー:
仮入金を確認いたしました、ありがとうございます。
ご期待に添えるよう頑張って執筆したいと思います。

それでは改めてよろしくお願いいたします。

ランサー:
お世話になっております。

一つ目の記事の作業が完了したため、ご確認いただけたら幸いです。

何卒よろしくお願いいたします。

【添付:作成されたテキストファイル】

自分:
早速のご提出、ありがとうございます!
内容を確認いたします。

自分:
内容は大体良いです。文字数もたくさん書いていただき、とても助かります!
見出しも、こんな感じでOKです!

お手数ですが、下記 4点修正をお願いできますでしょうか。

1.下記の文章が、どういう意味かわかりづらいので、修正お願いしたいです
>【修正してほしい文章のコピペ】

2.「出来る」「事」の表記を「できる」「こと」に統一してください
少しでも文章を読みやすくするため、表記を統一&ひらがなにしたいです。
「~出来る」「~する事」などを「~できる」「~すること」に修正していただきたいです。

3.下記の文章を具体的に書いていただきたいです
>【修正してほしい文章のコピペ】

4.できる限り分かりやすい表現を使っていただきたいです
当サイトの利用者は、中高校生から20代が多いです。難しい熟語などは極力使わず、中学生でも分かるような表現に変えていただけますでしょうか。

よろしくお願いいたします。

ランサー:
お世話になっております。
わかりやすいご指摘有難うございます。修正箇所が多く、大変申し訳ございませんでした。

いくつか修正してみたので、お手数ですがご確認いただけたら嬉しいです。
何卒よろしくお願いいたします。

【添付:修正されたテキストファイル】

自分:
修正のご対応ありがとうございました!
内容を確認いたしました。

こちらでOKです!

とても丁寧に修正対応していただけるので、
こちらの手間も少なくうれしいです。

引き続き、よろしくお願いいたします。

ランサー:
修正のご確認、ありがとうございます。
問題なかったようで安心いたしました。
これからなるべくお手を煩わせないよう、一生懸命がんばります!

そして2つめの記事が完成したので、こちらもご確認いただけたら幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。

【添付:作成されたテキストファイル】

自分:
ありがとうございます!
確認しました。読みやすくて良い記事でした!
内容に関する修正はありません。

今後の表記ルールについて、2点だけお願いできますでしょうか。

1.手順説明の際は「1.」「2.」と、半角の「.」で表記お願いします
2.括弧は「」を使っていただきたいです

これらは、当サイトの他の記事の表記と統一性をもたせるためです。

ただいまご提出いただいた記事はそのままでOKです。
引き続き次の記事を執筆ください。

よろしくお願いいたします。

ランサー:
記事のご確認有難うございます。
内容に関する修正は無かったようでよかったです。

表記についても承知いたしました。
今後はその点にも注意をしつつ記事を執筆いたします。

また、三つ目の記事が完成したのでご確認いただけたらと思います。
提出はこの記事が最後となります。

何卒よろしくお願いいたします。

自分:
ご提出ありがとうございます。
こちらも問題ありません!とても読みやすく、理解しやすい記事でした。

お疲れ様でした。ありがとうございました。

では、以上でこのプロジェクトを終了いたします。

依頼ページより、完了報告ができると思いますので
作業の完了をお願いします。
その後、報酬をお支払いたします。

ランサー:
記事に特に問題がなかったようでほっと一安心いたしました。
プロジェクト完了報告をいたしましたので、ご確認いただけたら幸いです。

【完了報告の通知が自分に届く】

自分:

【通知から報酬の支払いページを開き、支払いボタンをクリックして報酬を支払う】

完了報告、ありがとうございました。
こちらもただいま、支払いが完了いたしました。

この度は作業を請け負っていただき、ありがとうございました。
また、細かい修正を度々お願いし、お手数おかけしました。

おかげさまで非常に助かりました。
本当にありがとうございました!

ランサー:
支払いを確認いたしました。

いままで経験したことがない数の記事作成をさせて頂く機会を与えていただき、有難うございました。
至らないところも多く、ご迷惑をたくさんおかけしましたが、とても勉強になりました。

こちらこそ声をかけていただき、本当に有難うございました!
またお力になれることがあれば幸いです。

ランサーを評価する

最後にランサーの評価をします。
強制ではありませんが、最低限のマナーとして評価はしておきましょう。

評価しないまましばらく放置すると、自動的に相手に最高評価がつきます(星5)。

これでプロジェクトは完了です。お疲れ様でした。

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プロジェクト方式を使いこなすとこんなこともできます

プロジェクト方式だと、記事の修正や、完成イメージの細かいすり合わせができます。
なので、タスク方式とは比べならないほど質の高い記事を書いてもらえます。
使えない記事が少なくなるので、結果、依頼金額も低くてすみます。

しかも、慣れてくれば記事作成以上のこと(ブログへの投稿、画像の挿入、記事テーマの選定など)もお願いすることができます。

最終的には、ほぼすべての作業をランサーにお願いすることだってできます。
私も現在は、サイトの売上に直結する最重要な記事以外は、ほとんどランサーに依頼しています。

ついつい、タスク方式ばかり依頼しがちですが、手間以上のメリットがあるので、勇気を持ってプロジェクト方式を使ってみてください。