アフィリエイトサイトの記事テーマを探すときや、リスティング広告を出稿するときなど、なにかとキーワードを収集することはありますよね。
頭の中で考えて閃いたキーワードを書き出したり、競合のサイトを参考にして手動でキーワードを探すのも一つの手ですが、それでは時間がかかりすぎます。
また、Googleなどが出しているキーワード収集ツールを使う方法もありますが、検索数が少ないキーワードは表示してくれないなど、網羅性に欠けます。
このページでは、私が実践している「キーワードを短い時間で大量に、かつ網羅して収集する方法」をご紹介したいと思います。
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使うのは、エクセルと無料のツールだけです
1時間もあれば、4万以上のキーワードを収集できます。
実際に私が1時間で収集したキーワードのリストはこちら
キーワードリスト
実際のブログを例に説明します
分かりやすく説明するため、このページでは、岐阜のアフィリエイト交流会に参加されているY.Tさんのブログを例にします。「記事を書くときのテーマとなるキーワードを収集する」ことを想定します。
Y.Tさんのブログです。
富山のスイーツとお取り寄せスイーツをゆるくまがご紹介!
Y.Tさんは、富山のスイーツに関するブログを運営されています。
富山の美味しいスイーツのお店や、有名店のスイーツを紹介する記事を書いておられます。
では、ブログ記事のテーマにする「スイーツ」に関連したキーワードを集めてみましょう(集めたキーワードはすべてエクセルにまとめましょう)。
1.親キーワードを集める
まずは、「親キーワード」を収集しましょう。
親キーワードとは、
リストなどでキーワードが2層以上なすときに、一番上に立つキーワード。
引用元:Hatena Keyword
のことです。
※定義は曖昧で、サイトによっては上記の説明と異なる場合もあります。
例えば、スイーツに関連する検索キーワードには「スイーツ レシピ」「スイーツ お取り寄せ」「スイーツ ランキング」などがあります。
ここでの親キーワードは、一番上に立つキーワード「スイーツ」です。
このように、検索キーワードの核となる「親キーワード」をまずは集めましょう。
親キーワードの集め方には以下の3つの方法があります。
1-1.「◯◯一覧」を掲載しているサイトを参考にして集める
スイーツと一口に言っても、ケーキやチョコレート、プリンやクレープなどさまざまな種類があります。
そうしたスイーツの種類を網羅するには、「スイーツ 種類 一覧」などで検索して出てきたサイトを参考にするのが一番ラクです。
例えば、下記のようなサイトを参考にすると良いでしょう。
◯お菓子レシピリスト 50音順
◯クッキング・レシピ一覧
ここから、親キーワードにしたいキーワードを目視で選んでいきます。
「肉まん」や「お好み焼き」は自分サイトで扱うテーマと離れているので除外。
「雛祭りムースケーキ」や「法蓮草シフォン」はマイナーすぎて検索されなさそうなので除外。
など、いらないキーワードを削っていきましょう。
こうして集めた親キーワードのリストがこちらです。
「◯◯一覧」を掲載しているサイトを参考にして集めたキーワード
今回はスイーツを例にしましたが、「ゲーム ジャンル 一覧」「お酒 種類 一覧」などで検索すると、大体の場合、一覧をまとめたページが見つかります。
1-2.同義語・類語(同じような意味を持つ言葉)を探す
「スイーツ」と同じ意味を持つ言葉には「デザート」や「洋菓子」「甘味」などがあります。
また、「スウィーツ」などと言う人もいますよね。
こうした同義語・類語を、1で集めた親キーワードごとに探して書き出しましょう。
同義語や類語を探すには、weblioの類語辞典を活用するとラクです。
weblio類語辞典
ただ、アフィリエイトの記事テーマを探したい方は、同義語・類語まで集める必要はないです。
細かくキーワードを集める必要のある、リスティング広告を投稿する方向けです。
こうしてさらに集めた親キーワードのリストがこちらです。
同義語・類語を追加したキーワードリスト
2.子キーワードを集める
親キーワードが十分に集まったら、次は子キーワードを集めていきます。
子キーワードとは、
リストなどでキーワードが2層以上なすときに、2番目に立つキーワード。
引用元:Hatena Keyword
のことです。
※定義は曖昧で、サイトによっては上記の説明と異なる場合もあります。
例えば、「スイーツ おすすめ」では「おすすめ」が子キーワードといえます。
子キーワードの集め方には以下の 2つの方法があります。
2-1.goodkeywordツールでサジェストを集める
GoogleやYahoo!で検索するときに、キーワードを1語入力すると、それに関連したキーワードが予測されて表示されます。
これを「サジェスト」といいます。
サジェストには、入力したキーワードとよく一緒に検索されているキーワードが表示されます。
このサジェストを集めていきましょう。
サジェストを集めるには、goodkeywordというツールを使うとラクです。
goodkeyword
goodkeywordに親キーワードを入力して検索ボタンを押すと、サジェストの一覧が表示されます。
表示されたキーワードは、右側の枠からすべてコピーできます。
このサジェストを「スイーツ」「ケーキ」「チョコレート」など、親キーワードごとに集めていきましょう。
こうして集めたサジェストのリストがこちらです(重複やいらないサジェストは削除してあります)。
サジェストのリスト
2-2.地名を集める
「スイーツ 富山」「スイーツ 氷見」など、地名のキーワードを集めてみましょう。
こちらのサイトを利用するとラクです。
47都道府県 – 郵便番号一覧・住所・地名の読み方
こうして集めた地名のリストがこちらです。
地名のリスト
収集は、県市区レベルの地名で十分かと思います。
町村レベルまで収集すると、それこそ膨大な数になります。
ただ、一部の地区に限定したサービスを扱っているサイトであれば、町村名まで集めるのもアリです。
さて、以上で子キーワードも収集できましたね。
これ以外にも、3語の「孫キーワード」やそれ以上語数の組み合わせキーワードを集めると網羅性がより高まります。
しかし、そこまですると労力がハンパじゃないので、時間がある方にのみおすすめします。
子キーワードまででも、十分すぎるくらいのキーワードは集まります。
3.親キーワードと子キーワードを掛け合わせる
さて、ここまでで親キーワードと子キーワードが収集できたはずです。
では、最後にこれらを掛け合わせましょう。
これで一気に大量のキーワードを生成することができます。
掛け合わせにはこちらのサイトを利用するとラクです。
キーワード掛け合わせツール
「keys1」に親キーワードを、「keys2」に子キーワードを入力して「実行」ボタンを押します(その他の欄は入力しなくて良いです)。
「result」に掛け合わせのキーワードが出力されます。
これでキーワード収集は完了です。
お疲れ様でした。
自分の求めている規模のキーワードを収集しましょう
今回、私はスピードを重視して、かなり雑にキーワードを集めました。
私の集めたキーワードのリストを見て、「このスイーツの名前が抜けてるんじゃない?」「もっと子キーワードはあるでしょ?」と感じる方もいることでしょう。
しかし、それでも最終的には 1万以上を軽く超えるキーワードを収集できています。
もっとニッチな親キーワードも含めたり、複合キーワードをさらに多く集めたり、地名を町村レベルまで集めたり……と、突き詰めて行けば限りなくキーワードは洗い出せるでしょう。
しかし、そこまで厳密に何万、何十万のキーワードを収集したところで、それが活かせなければただの労力の無駄です。
事実、リスティング広告を配信するために、50万以上キーワードをGoogle AdWordsに登録している方も見たことがありますが、結局、実際に機能しているのはその内の 5,000件ぽっちということもありました。
キーワードを網羅することは大切ですが、まずは、ちゃんと活用できる範囲でのキーワードを収集してください。
そして、足りなければまた集め直す、といった使い方をしてみてください。